SNSやYouTubeなどで話題となっているキャラクター「ラブブ(Labubu)」をご存じですか?その独特な見た目と不思議な存在感で人気を集める一方、「呪われている」「悪魔がモチーフ」「持っていると不幸になる」といった都市伝説もささやかれています。
本記事では、そんなラブブにまつわる都市伝説の真相や、その背景にある心理・文化的要因をわかりやすく解説していきます。
ラブブとは?見た目がかわいいけど怖いキャラクター
ラブブは、香港の人気アーティスト「Kasing Lung(カシン・ロン)」氏によってデザインされたキャラクターです。POP MART(ポップマート)とのコラボシリーズとして展開され、フィギュアやぬいぐるみが世界中のファンから熱狂的に支持されています。
ラブブはなぜ人気?特徴を紹介
ラブブの特徴は、以下のような奇妙で愛らしいビジュアルです。
- 大きな耳
- ギザギザの歯
- 丸くて無垢な目
- 子どものような体つき
「かわいい」と「ちょっと怖い」が同居しているデザインと言えます。これが人気の理由でもあり、同時に都市伝説の発生源にもなっているのです。
ラブブの都市伝説・怖い噂とは?
それでは、ラブブにまつわる都市伝説・怖い噂を紹介します。
シンプソンズで予言されていた?
ラブブにまつわる都市伝説の代表例が、アメリカの人気アニメ『ザ・シンプソンズ』がラブブの登場を予言していたという説です。
作中に登場する悪魔「パズズ」風の像が、ラブブの姿と似ているとしてSNS上で話題となりました。「シンプソンズは未来を予言する」という有名なネットミームと組み合わさることで、「ラブブ=何かの象徴か?」と、さらに都市伝説の信憑性が強化されていったのです。
しかし、これは偶然の一致とされており、明確な関連性は見られません。
ラブブは呪いの人形?
SNSや掲示板などで、ラブブを購入・所有してから「体調を崩した」「家族に不幸があった」「怪奇現象が起きた」といった体験談が複数投稿されています。
さらにTikTokやYouTubeでは、「ラブブが夜中に動いた」「見ていると視線を感じる」「燃やそうとしたら笑っていた気がした」など、心霊体験のような演出を加えた動画が広まり、怖さが一層強調されていきました。
悪魔モチーフ説
ラブブのデザインが“かわいい”と同時に“奇怪”にも見えることから、「これは悪魔をモチーフにしているのでは?」という声も。
そのギザギザの歯や目の表情が、「人間には理解できない存在」=「異界的で不気味」という印象を与え、オカルト的なイメージが連想されやすいのです。
過去にも、ファービーやキャベツ人形などが「魂が宿っている」「夜に勝手に動く」と噂されたように、人気おもちゃや人形には都市伝説がつきものです。
ラブブは悪魔を呼ぶ?宗教的な見方も
一部の宗教的なコミュニティでは、ラブブを「霊的存在を引き寄せる危険な人形」と捉える動きもあります。
ラブブの特徴である黒いフードのような体、大きな耳、曖昧な笑顔が「悪魔の使い」「呪具」と結びつけられ、「これはジン(霊的存在)を招く媒体だ」「家に置くべきではない」という意見もSNSや動画内で語られています。
もちろん、これらはあくまで宗教や信仰に基づいた解釈であり、科学的な根拠はありません。
ラブブの都市伝説は本当なのか?真相を検証
結論から言えば、ラブブに関する「呪い」や「悪魔の存在」などの噂は、信ぴょう性に欠けるものです。
デザイナーの意図
デザイナーのカシン・ロン氏は、ラブブをはじめとする自らのキャラクターについて、「すべて想像の世界の住人であり、愛とユーモアを持つ存在」と明言しています。
つまり、呪いをかけるために作られたわけではなく、アート作品としての存在。悪魔モチーフや、呪いの人形としての意図で生み出されたとは考えにくいでしょう。
怖い噂の根拠は曖昧
「ラブブを持ったら不幸になった」などの話は、あくまで個人の主観的な体験談に過ぎません。
SNSや動画コンテンツでは「バズらせるために怖い演出」が加えられることも多く、事実との区別が曖昧になっているケースも。さらに、「ラブブ=不幸の原因」とする因果関係を示す客観的な証拠やデータは存在しません。
なぜラブブに都市伝説・怖い噂があるのか?
ラブブがここまで「怖い」「呪い」といったイメージを持たれる理由には、いくつかの理由があります。
デザインが「かわいい」と「不気味」の境界にある
ラブブは、“かわいい”と感じる人もいれば、“どこか不気味”と感じる人もいる独特なデザインをしています。これは人間の進化的本能によるもので、「違和感」を察知したときに不安や恐怖を覚える心理です。
人は、人間に近いが完璧ではない存在に違和感や不安を覚える傾向があり、ギザギザの歯や曖昧な表情を持つラブブに“本能的な怖さ”を感じるのです。
SNSでの情報拡散力が強い
TikTokやYouTubeなどのSNSでは、視聴者の注目を集めるために「ラブブ=呪いの人形」といった過激な演出が多用されます。
映像による印象操作や感情的な体験談が繰り返し共有されることで、事実以上に“怖い存在”として定着しやすく、噂がひとり歩きする原因になっているのです。
人形文化に根付く「魂」の概念
日本やアジア圏を中心に、「人形には魂が宿る」「不要な人形は供養すべき」といった価値観があります。ラブブもその例外ではなく、デザインや存在感の強さから「普通じゃない何かが宿っている」と感じる人がいても不思議ではありません。
見た目にインパクトのあるラブブにも「霊的なものが宿っている」と感じる人がおり、「ただのぬいぐるみではない」と思われやすいのです。
まとめ
ラブブにまつわる都市伝説は、現時点では噂の域を出ません。「悪魔モチーフ」「呪いの人形」などの怖い噂は、その独特なデザインと現代のSNS文化が相まって生まれたものと言えるでしょう。
ラブブを“かわいい癒し系キャラ”として楽しむのも良し、“少し怖い存在”として距離を置くのも良し。あなたらしい解釈で、ラブブの魅力を見出してみてください。










